石窯ドーム、ヘルシーシェフ、ヘルシオ、ビストロの違いを比較、それぞれの長所と短所は?

オーブンレンジ

長年使っていたオーブンレンジが突如壊れる!という事態、人生で何度かは直面しますよね。

私もパン作りが趣味なのにオーブンレンジが突然壊れてしまい、新しいオーブンレンジを買う必要が出たわけです。

でも新しいものを買おうとしても各メーカーのオーブンレンジの違いがわかりません。。しかも多機能すぎてそこもよくわかりません。

要するにどういう違いがあって、どういう特徴なの?と思ってしまいます。

そこらへんを調べるのが非常に面倒くさい!

さっさとおいしくパンを焼けるオーブンレンジが買いたいんだけど・・。

でも調べないと、合わないオーブンレンジを選んでしまうのも嫌ですし、自分の趣味が脅かされるので調査してまとめてみました。

一言で言うとこんな感じ

オーブンを多く使いたいなら石窯ドーム。

安くプレミアムモデルが欲しいならヘルシーシェフ。

健康のことを考えるならヘルシオ。

時短したいならビストロ。

もうちょっと詳しくお伝えしていきますね。

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それぞれのメーカーのざっくりした特徴とラインナップ

東芝は「石窯ドーム」

石窯ドームという名前の通り、天井が丸みを帯びており石窯の如く熱対流で焼きムラを抑えてくれるのが他のメーカーとの違い。

価格はやや高めですが、オーブンの温度が最高350℃と他のメーカーのものより50℃高く、予熱時間が200℃に達するまで約5分と速いです。

熱対流だけでなく、壁や床、天井からは遠赤外線が出るので食材の中までしっかり熱してくれます。

それだけでなく、庫内に汚れがつきくにくいコーティングが施されており、天井と四隅は丸みを帯びているので掃除のしやすさが半端なし。

しかも、脱臭機能がついていたりスチームで汚れを浮かして落としやすくする機能がついていたり、かなりユーザー目線で考えられています。

東芝 石窯ドームのラインナップ

石窯ドーム ER-TD7000


東芝 スチームオーブンレンジ 30L グランブラックTOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-TD7000-K

石窯ドームのプレミアムモデル。

価格は高いですが、一般的なオーブンレンジと比べて50℃も高火力の350℃。

また、赤外線センサーできめ細かく検知するので食品を適温に温めることが可能。

パンなども2段で焼き上げることができます。

操作しやすいカラータッチ液晶に、指紋のつきにくいシボ加工ハンドルで操作のしやすさとプレミアム感を演出してくれます。

石窯ドーム ER-TD5000


東芝 スチームオーブンレンジ 30L グランブラックTOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-TD5000-K

基本的にはER-TD7000と機能は同じ。

ただ、こちらはカラータッチ液晶とシボ加工ハンドルがついていないだけです。

充実の機能は欲しいけれど価格を抑えたいならこれですね。

石窯ドーム ER-TD3000


東芝 スチームオーブンレンジ 30L グランレッドTOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-TD3000-R

熱風2段タイプの最安値モデル。

最高火力が300℃と上位モデルよりやや低いですが、十分な性能を発揮してくれます。

大型アンテナというセンサーにより、食品をムラなく適切な温度に温めてくれます。

日立は「ヘルシーシェフ」

ヘルシーシェフは、食品の重さと表面温度をセンサーではかってくれて加熱パワーや時間をオートコントロールしてくれるのが他のメーカーとの違い。

引用:Amazon

ヘルシーシェフは単に温めるだけを求める方には操作がやや煩わしく向きません。

料理が好きでこだわりたい人こそが手にすべきオーブンレンジです。

オーブンの予熱は200℃に達するまで4分50秒と、かなり速いです。

調理時は熱風を上下の黒皿に沿うように流れるので、全体を包み込み美味しく焼き上げます。

また、スマホの「ヘルシーシェフ」アプリを使うことで献立決めやオーブンレンジの操作も可能。

食品の重さと温度をはかって分量に合わせた火加減にしてくれる「Wスキャン」技術は日立独自。

これによって、プロの火加減をボタンひとつで実現できます。

さらに、付属の焼網を使用することで食品を裏返すことなく両面焼くことが可能ですし、余分な脂も落としてくれます。

3品まとめて調理という技も可能。

ヘルシーシェフアプリが毎日悩みがちな献立決めを、ジャンルや食材などから検索してくれます。

また、調理中にその場を離れてもスマホへのプッシュ通知で予熱終了や調理終了をお知らせしてくれます。

日立 ヘルシーシェフのラインナップ

ヘルシーシェフ MRO-W10X


日立 スチームオーブンレンジ 30L スマートフォン連携 ダブル高速ヒーター熱風2段オーブン 過熱水蒸気 Wスキャン調理 ワイド&フラット庫内 外して丸洗いテーブルプレート ヘルシーシェフ MRO-W10X H

日立のオーブンレンジのプレミアムモデル。

価格は高いですが他のメーカーのプレミアムモデルに比べると安めです。

Wスキャン機能、スマホと連動、300℃の熱風2段オーブン搭載。

また、一番下のプレートは外して丸洗いすることができます。

ヘルシーシェフ MRO-W1X


日立 スチームオーブンレンジ 30L ダブル高速ヒーター300℃熱風2段オーブン 過熱水蒸気 Wスキャン調理 ワイド&フラット庫内 外して丸洗いテーブルプレート ヘルシーシェフ MRO-W1X K

プレミアムモデルとほとんど同じ性能を持っているものの、スマホ連動機能を外したモデル。

その分価格も安くなっています。

Wスキャン調理や300℃熱風2段オーブン、手入れのしやすさは健在です。

シャープは「ヘルシオ」

レンジ加熱を組み合わせることなく、最初から最後まで過熱水蒸気で調理するので独自の美味しさを実現しているのが他のメーカーとの違い。

やや扉が硬い、デジタル表示が暗くて見づらいなどのレビューが散見されますが、そのほかは非常に高評価。

完成度が高いだけに価格も高めです。

過熱水蒸気なら他のメーカーも使ってるじゃないか。。と思いますが、

一般的なオーブンは庫内を水蒸気で満たしてからヒーターで温めるのに対し、ヘルシオは最初から過熱水蒸気で庫内を満たして食材に直接噴射します。

過熱水蒸気って温度の低い方に熱を与える特性があるので違う状態の食材を一度に仕上げることができるメリットがあります。

また、ヘルシオはレンジ機能を使わないので、野菜などの細胞破壊を抑えてくれて本来の旨み・甘味を楽しむことができます。

さらに、低酸素状態で調理してくれるので食品の酸化を防ぎ、栄養素を損なうことがありません。

ヘルシオの「まかせて調理機能」は、面倒なメニュー探しが不要。

好みの食材を冷凍でも常温でも角皿に並べて好きに味付けしたら、

●網焼き・揚げる

●焼く

●炒める

●蒸す・茹でる

という4つのボタンから選んで押すだけ。あとは待つだけでちょうど良く出来上がっているという、ドラえもんの道具のような便利さ。

しかもヘルシオはレンジ機能を使わないため、金属製のザルやアルミホイルを使うことが可能です。

とはいえ、たくさん機能があるので使いこなせるか不安という方は多いでしょうね。

そんな方のために、ヘルシオは本体に話しかけると使い方をサポートしてくれます。AIってやつですね。

献立の相談もできます。しかも購入後も対応メニューが増えていきます。

シャープ ヘルシオのラインナップ

ヘルシオ AX-XW600


シャープ ヘルシオ 「COCORO KITCHEN」搭載 30L 2段調理タイプ レッド AX-XW600-R

ヘルシオのプレミアムモデル。

10万円は切りますが高いです。

しかし充実の機能。容量30Lで2段調理に対応しています。

ヘルシオ AX-AW600


シャープ ヘルシオ 「COCORO KITCHEN」搭載 26Lタイプ レッド AX-AW600-R

プレミアムモデルとほぼ同等の機能を持ちつつ、サイズをコンパクトにしたタイプ。

なので1段調理です。

また、「あぶり焼き・あぶり豊潤焼き」機能はついていません。

価格はプレミアムモデルより抑えられています。

ヘルシオ AX-XJ600


シャープ ヘルシオ 30L 2段調理タイプ レッド AX-XJ600R

プレミアムモデルより機能は抑えられていますが、30Lの容量と2段調理が可能。

ヘルシオの水の力を手軽に味わいたいならば、なかなかお手頃です。

液晶も取り払われている分、かなり価格も抑えられています。

ヘルシオ AX-CA600


シャープ スチームオーブンレンジ 18L ホワイト系SHARP ウォーターオーブン ヘルシオ AX-CA600-W

容量18Lとコンパクトサイズなため、単身者向け。

当然1段調理です。

「多機能はいらないけれど、ヘルシオの醍醐味を味わいたい」「コンパクトさ優先」とお考えなら最適です。

パナソニックは「ビストロ」

下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れて、あとはビストロが適切な温度でとろみのこびりつきや吹きこぼれを抑制してくれる「ワンボウルメニュー」が他のメーカーとの違い。

当然ですが、ちゃんと美味しいものを作ろうとしたら手間をかけた方が美味しいです。

とはいえ、ビストロを使ってやることは下ごしらえした材料を耐熱ボウルに入れてボタンを押すだけ。

あとはビストロが温度を自動調節、こびりつきや吹きこぼれを抑えてくれつつ自動で調理してくれます。

忙しい人であってもちゃんとした料理が食べられるよう考えられているのがありがたいです。

楽でありつつ、完成したメニューは一定のレベルを超えており、助かります。

凍ったままの食材でも、解凍しながら一気に焼き上げてくれる高火力。

しかも上段で焼き物をしながら下段で煮物や汁物などを同時調理できてしまいます。

なので時間が非常に短縮できます。やはり、忙しい人にぴったりです。

ビストロは30℃~65℃まで設定可能な「発酵機能」もついています。

なので特別な道具がなくても自宅でヨーグルトや甘酒を作ることができます。

時短や簡単というだけでなく、料理を楽しむということにもスポットが当てられています。

ビストロのランナップ

ビストロ NE-BS1600


パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 2段調理 30L ブラック NE-BS1600-K

ビストロのプレミアムモデル。

価格は高いですが、手にした人の満足度は非常に高いです。

特にワンボウル中華やワンボウルフレンチは忙しい人にとって大きな助けとなってくれます。

操作もカラータッチ液晶で直感的。

木目調の取っ手も高級感を演出してくれます。

ビストロ NE-BS906


パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ 2段調理 30L ブラック NE-BS906-K

カラータッチ液晶ではなくて、自動メニュー数もプレミアムモデルより少ないですが、基本性能はほぼ同等。

性能は欲しいけれど価格を抑えたい方に最適です。

ビストロ NE-BS806


パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 2段調理 30L ブラック NE-BS806-K

ワンボウルメニュー、2品同時あたため機能などはありませんが、火力など基本的な性能は遜色なし。

機能を削った分、価格は抑えられてます。

まとめ

もう一度言うと、

オーブンを多く使いたいなら石窯ドーム。

安くプレミアムモデルが欲しいならヘルシーシェフ。

健康のことを考えるならヘルシオ。

時短したいならビストロという感じですね。

私の場合、パンを焼きたいので石窯ドームが一番向いているなと判断できます。

参考になればありがたいです。